崖の下の瓶詰地獄のポニョ
2/5の金曜ロードショーで『崖の上のポニョ』が放送されましたね。2008年の公開時には2回劇場へ行き、完璧に内容は把握しているのはずなのに、TV放送されやるとワクテカで見入ってしまう罠。ナウシカだろうがラピュタだろうが。恐るべき金ローのジブリマジックよ。
言うまでもなく、画面はダイナミックだし、アニメーションは滑らかだし、ポニョは可愛いしフジモトは萌えるしリサはエロいし、も〜手放しで大好き。大好きなんですけど、『崖の上のポニョ』って、ところどころ「何だか怖いな〜、おかしいな〜」と、稲川淳二的に違和感を覚えるシーンが出てきますよね。映画を観た多くの人が感じ取ったと思います。そんな得体の知れない怖さが、神話を通してあれやこれやとNet上ですでに推察済み。これがまた読むと面白いから、『ポニョ』は2度楽しい!
崖の上のポニョが神過ぎた件(ハムスター速報)
ポニョって何なの?全く訳分からん。とりあえず登場人物は全員死んでるだろw(アルファルファモザイク)
上記のような深〜い考察に継ぐ考察をさせちゃうところが、いかにもジブリ。監督が自覚的に作ってるのか無意識で作ってるのか、観客が考えすぎなのかわかりませんけどね。それ含めて、楽しすぎる。
モチのロン、アタシも映画を楽しみながら「何だか怖いな〜、おかしいな〜」とBBゴロー的に恐ろしさを感じていたのですが、真っ先に「コレは怖ェエ!」とおののいたのが、ポニョと宗介の出会いのシーンですよ。

瓶詰めなんですよ、ポニョが! 映画のヒロインが瓶詰め状態で、ヒーローとご対面ですよ! これ、どう考えても怖いでしょ!
以降も続々と壮絶なシーンが繰り広げられるので、冒頭のインパクトはじょじょに薄れていくのですが、TV放送で改めて痛感しました――このボーイ・ミーツ・ガールは強烈すぎる。
手足のない、人面魚が、瓶にパンパン……。
その姿に宗介がまったく動じてないのもスゲェ。普通はアレ見たら「うげ、なんじゃこりゃ!」って退くでしょうよ。取り出す方法も乱暴というか、無邪気すぎる。降ったり叩いたり石をぶつけたり、危ない危ない! しかもポーカーフェイスで。あれ、力加減を少し間違えたら、とんだスプラッタ映像になってTHE ENDですよ。崖の下のグチャ☆ですよ。
……夢野久作の『瓶詰地獄』を彷彿とさせます。いや、『瓶詰地獄』は少女が瓶詰めになる物語ではないですけどね。ポニョはまさに「恐怖!!瓶詰地獄!」というキャプションが似合いそうな物語……どんな猟奇小説よりも、猟奇的な。
そんなエグい出会いを経たにも関わらず、宗介がポニョを一片の曇りなく愛し続けるのがね、もう……偉大すぎ。
『崖の上のポニョ』では「後半が盛り上がりに欠ける」という批判をよく聞きますが、そりゃね、初っぱなにこれだけ偉大な愛を見せ付けておいて、ラストで改めて宗介の愛を問うなんてね、はっきりいって愚問ですわ。結果なんて、わかりきってるじゃないですか。ふたりの間に越えなければならない壁なんて、はじめからない。宗介の愛が、ハラハラドキドキのクライマックスを凌駕してしまったんですよ。悲しいことに。
いうなれば、パンストを被った悲惨な顔面の少女に出会い、恋しちゃってるわけですからね。宗介は変顔好きだったのか。そういうフェチか。そりゃ金魚だろうが半魚人だろうが、どんな姿でも平気に決まっとるわい。
ま、あくまで5歳時の宗介クンの価値観であって、10年後も20年後も同じかというと、わかりませんが……(←なんてオバハンくさいケチのつけかたはよくないネ!)。案外、夜な夜なポニョに鼻フックを迫る、変態好青年に成長しているかも……(←ゲスい妄想はやめてください!)。
瓶詰少女――これ、流行りませんかね? 瓶詰ヒロイン、瓶詰属性……いや、どう活用すればいいのか皆目見当つきませんけど。新たな萌えかもしれません……よ?
2/19の金ローは『風の谷のナウシカ』ですね。これまた何度となく観てるけど、TVの前にスタンバイしちゃうんだろうな〜。
……というわけでで、久しぶりの更新でした。今年もまったりの更新頻度かもしれませんけど、ヨロシクですー。
今年はインスマス面の女の子がヤヴァイ『崖の上のポニョ』
少女漫画的に読み解く『風の谷のナウシカ』
言うまでもなく、画面はダイナミックだし、アニメーションは滑らかだし、ポニョは可愛いしフジモトは萌えるしリサはエロいし、も〜手放しで大好き。大好きなんですけど、『崖の上のポニョ』って、ところどころ「何だか怖いな〜、おかしいな〜」と、稲川淳二的に違和感を覚えるシーンが出てきますよね。映画を観た多くの人が感じ取ったと思います。そんな得体の知れない怖さが、神話を通してあれやこれやとNet上ですでに推察済み。これがまた読むと面白いから、『ポニョ』は2度楽しい!
崖の上のポニョが神過ぎた件(ハムスター速報)
ポニョって何なの?全く訳分からん。とりあえず登場人物は全員死んでるだろw(アルファルファモザイク)
上記のような深〜い考察に継ぐ考察をさせちゃうところが、いかにもジブリ。監督が自覚的に作ってるのか無意識で作ってるのか、観客が考えすぎなのかわかりませんけどね。それ含めて、楽しすぎる。
モチのロン、アタシも映画を楽しみながら「何だか怖いな〜、おかしいな〜」とBBゴロー的に恐ろしさを感じていたのですが、真っ先に「コレは怖ェエ!」とおののいたのが、ポニョと宗介の出会いのシーンですよ。

瓶詰めなんですよ、ポニョが! 映画のヒロインが瓶詰め状態で、ヒーローとご対面ですよ! これ、どう考えても怖いでしょ!
以降も続々と壮絶なシーンが繰り広げられるので、冒頭のインパクトはじょじょに薄れていくのですが、TV放送で改めて痛感しました――このボーイ・ミーツ・ガールは強烈すぎる。
手足のない、人面魚が、瓶にパンパン……。
その姿に宗介がまったく動じてないのもスゲェ。普通はアレ見たら「うげ、なんじゃこりゃ!」って退くでしょうよ。取り出す方法も乱暴というか、無邪気すぎる。降ったり叩いたり石をぶつけたり、危ない危ない! しかもポーカーフェイスで。あれ、力加減を少し間違えたら、とんだスプラッタ映像になってTHE ENDですよ。崖の下のグチャ☆ですよ。
……夢野久作の『瓶詰地獄』を彷彿とさせます。いや、『瓶詰地獄』は少女が瓶詰めになる物語ではないですけどね。ポニョはまさに「恐怖!!瓶詰地獄!」というキャプションが似合いそうな物語……どんな猟奇小説よりも、猟奇的な。
そんなエグい出会いを経たにも関わらず、宗介がポニョを一片の曇りなく愛し続けるのがね、もう……偉大すぎ。
『崖の上のポニョ』では「後半が盛り上がりに欠ける」という批判をよく聞きますが、そりゃね、初っぱなにこれだけ偉大な愛を見せ付けておいて、ラストで改めて宗介の愛を問うなんてね、はっきりいって愚問ですわ。結果なんて、わかりきってるじゃないですか。ふたりの間に越えなければならない壁なんて、はじめからない。宗介の愛が、ハラハラドキドキのクライマックスを凌駕してしまったんですよ。悲しいことに。
いうなれば、パンストを被った悲惨な顔面の少女に出会い、恋しちゃってるわけですからね。宗介は変顔好きだったのか。そういうフェチか。そりゃ金魚だろうが半魚人だろうが、どんな姿でも平気に決まっとるわい。
ま、あくまで5歳時の宗介クンの価値観であって、10年後も20年後も同じかというと、わかりませんが……(←なんてオバハンくさいケチのつけかたはよくないネ!)。案外、夜な夜なポニョに鼻フックを迫る、変態好青年に成長しているかも……(←ゲスい妄想はやめてください!)。
瓶詰少女――これ、流行りませんかね? 瓶詰ヒロイン、瓶詰属性……いや、どう活用すればいいのか皆目見当つきませんけど。新たな萌えかもしれません……よ?
2/19の金ローは『風の谷のナウシカ』ですね。これまた何度となく観てるけど、TVの前にスタンバイしちゃうんだろうな〜。
……というわけでで、久しぶりの更新でした。今年もまったりの更新頻度かもしれませんけど、ヨロシクですー。
今年はインスマス面の女の子がヤヴァイ『崖の上のポニョ』
少女漫画的に読み解く『風の谷のナウシカ』
《冬コミ》3冊参加&お手伝いしてきました
冬コミの季節ですねー。早いですねー。例によって例のごとく、ゆすらは会場へ行けませんが、てゆーか一生コミケへ体験することなく死にそうな予感で残念ですが、今回も同人誌のお手伝いだけはさせていただいたので、お知らせです。
●『ROCKei-ON ろっけいおん!』(たまご酔拳)●

12月31日(木)東X-35a
たまごまごさん主催の『けいおん!』合同同人誌です。ゆすらはイラストで参加しています。趣味バリバリのパロディイラストです。ああ、まさか今をときめく萌えアニメで、こんなオルタナティブなお遊びができるなんて……!
●『???』&『???』●


この冬コミは3冊の同人誌に参加させていただいたのですが、あとの2冊についてはヒ・ミ・ツなのです♪ てゆーか、アタシもタイトルやイベントスペースすら知らないんですよ! 告知もされてねぇ! 初体験のシークレットジャンル本で、アタシも年明けに届けられるだろう完成本にドキドキハラハラですよ。
万が一、見かけることがありましたら、どうぞよろしくです〜。
――さて、けっこう前からしょぼしょぼ更新になっちゃってる当ブログ「きなこ餅コミック」ですが、相変わらず管理人の私生活はてんやわんやでございます。こ、これが今年最後の記事になっちゃうかも……はぁ。
来年は来年で劇的に生活スタイルが変わっちゃうので、ブログの運営方法も見直さないといけませぬ。こんなしょぼしょぼのブログを見続けてくださってる方、コメントしてくださってる素晴らしい方々には、感謝と陳謝の念で毛が抜けそうです。心の底からすみません。
語りたい漫画、出来事はたくさんあるのに、ままならぬ我が身。ダメだなぁ。
――という大反省を残しつつ、今年もありがとうございました。どうぞ良いお年を〜(まだクリスマスも来てないのに!)

12月31日(木)東X-35a
たまごまごさん主催の『けいおん!』合同同人誌です。ゆすらはイラストで参加しています。趣味バリバリのパロディイラストです。ああ、まさか今をときめく萌えアニメで、こんなオルタナティブなお遊びができるなんて……!


この冬コミは3冊の同人誌に参加させていただいたのですが、あとの2冊についてはヒ・ミ・ツなのです♪ てゆーか、アタシもタイトルやイベントスペースすら知らないんですよ! 告知もされてねぇ! 初体験のシークレットジャンル本で、アタシも年明けに届けられるだろう完成本にドキドキハラハラですよ。
万が一、見かけることがありましたら、どうぞよろしくです〜。
――さて、けっこう前からしょぼしょぼ更新になっちゃってる当ブログ「きなこ餅コミック」ですが、相変わらず管理人の私生活はてんやわんやでございます。こ、これが今年最後の記事になっちゃうかも……はぁ。
来年は来年で劇的に生活スタイルが変わっちゃうので、ブログの運営方法も見直さないといけませぬ。こんなしょぼしょぼのブログを見続けてくださってる方、コメントしてくださってる素晴らしい方々には、感謝と陳謝の念で毛が抜けそうです。心の底からすみません。
語りたい漫画、出来事はたくさんあるのに、ままならぬ我が身。ダメだなぁ。
――という大反省を残しつつ、今年もありがとうございました。どうぞ良いお年を〜(まだクリスマスも来てないのに!)
人のカタチは壊れても、ココロはつながっている『虫と歌』
2006年夏に四季大賞を受賞した、市川春子の「虫と歌」。アフタヌーン読者も、普段アフタヌーンを買わない者も口コミで知って読み、こぞってトリコとなった名作です。アタシも口コミで知って大ハマリしたタチです。
次回作は?連載作は?と、その後の活動をワクテカで待っていたのですが、たま〜に忘れた頃に読み切りがポツポツと載るだけ。それが4年分、4作品溜まって発売されたのが、この作品集。どれだけ待望したことかっ。
四季賞出身、市川春子の初短編集「虫と歌」11月20日発売(コミックナタリー)
収録されている4作は、どれも〈人〉と〈人でないもの〉の交流を描いたもの。
人と虫、人と植物、人と星――〈人でないもの〉は明らかに人でない造形のときもありますが、どう見ても〈人〉にしか見えない場合のほうが多い。本人すら、自分が〈人でない〉なんて想像したこともないほどに。
――じゃあ、〈人〉と〈人でないもの〉の違いって何?
市川春子は〈人でないもの〉の儚さ、脆さ、喪失を通じて、心と心の強固なつながりを描いてゆきます。

「虫と歌」を読み、高野文子や初期タナカカツキの影響を強く感じた人も多かったことでしょう。アタシも真っ先に思いましたさ。絵柄、構図、全体に流れる空気が、まさにソレ! 乱暴にいうと、高野文子や初期タナカカツキみたいな「叙情派」が好きなら読むべし!な漫画です。まずハズレませんわ。
四季賞以後は、それらの顕著な影響を、上手く自分の作風に昇華させることに成功しています。「虫と歌」では少し取っつきにくかったキャラクター造形も、以降はキュートに洗練され、安定してますし。グッと読みやすくなって、ブレがない。
ページに広がるのは、切り絵のようなソリッドな空と町。
牧歌的日常、淡々とした生活に、ふいに終焉が訪れます。
終焉すらも淡々と風景に溶けこむように描かれるから、ドキリとする。
騒ぎもせず、喚きもせず、崩壊していく体を受け入れるしかできない〈人〉と〈人でないもの〉。握っていた手のひらも崩れ、指もこぼれ、その瞬間、つなぐことができるのは〈心〉と〈心〉だけ。
4作漏れなく崩壊を描いているので、唐突にあらわれる残酷な光景に、読者は驚かされます。鎌で切り落とされた腕、崩れ落ちる皮膚、筋肉も骨も剥がされてひっくりかえる右肩――牧歌的でキュートな絵柄だからでしょうか、よけいにコワくみえる!
また、直接的描写は一切ないのに、そこはかとなくエロスを感じるのは何故かしら。
市川春子の裏テーマは、たぶんエログロ。
全然そう見えないのに、そういわざるえない罠。たぶん、そこが市川春子の深み。

気になった方は是非、『虫と歌』一緒に現在発売中のアフタヌーン2010年1月号もお読みください。コミックスに収録されていない新作「パンドラにて」が読めます。
この新作がまた、『虫と歌』とは違う趣の〈人〉と〈人でないもの〉物語で……あと、やっぱエログロ☆ 単行本化されるのは当分先だろうから、今のうちにチェックしておかないとですよ。
まだ足りない!もっと読みたい!というコアな市川春子ファンは、作者サイト「Agar」へどうぞ。ここでしか見れないイラストとショートストーリーが拝めてウハウハですよ。
個人的に、『センコロール』の二次創作漫画に禿萌え! 再構築でショタ化て、サイコーだろうが! なんて素晴らしい「星の恋人」メソッド。市川春子氏と宇木敦哉監督は、同じ四季賞仲間ですもんね〜。
作者は現役グラフィック・デザイナーということで、今後も頻繁に漫画が発表されるわけではないと思いますが、1年に1回、こんな名作と出会えるなら大・満・足。心地良い漫画制作との距離の取り方じゃ〜ないでしょうか。
次回作は?連載作は?と、その後の活動をワクテカで待っていたのですが、たま〜に忘れた頃に読み切りがポツポツと載るだけ。それが4年分、4作品溜まって発売されたのが、この作品集。どれだけ待望したことかっ。
四季賞出身、市川春子の初短編集「虫と歌」11月20日発売(コミックナタリー)
収録されている4作は、どれも〈人〉と〈人でないもの〉の交流を描いたもの。
人と虫、人と植物、人と星――〈人でないもの〉は明らかに人でない造形のときもありますが、どう見ても〈人〉にしか見えない場合のほうが多い。本人すら、自分が〈人でない〉なんて想像したこともないほどに。
「君のみかけは人だが」
―――『虫と歌』収録「星の恋人」
――じゃあ、〈人〉と〈人でないもの〉の違いって何?
市川春子は〈人でないもの〉の儚さ、脆さ、喪失を通じて、心と心の強固なつながりを描いてゆきます。

「虫と歌」を読み、高野文子や初期タナカカツキの影響を強く感じた人も多かったことでしょう。アタシも真っ先に思いましたさ。絵柄、構図、全体に流れる空気が、まさにソレ! 乱暴にいうと、高野文子や初期タナカカツキみたいな「叙情派」が好きなら読むべし!な漫画です。まずハズレませんわ。
四季賞以後は、それらの顕著な影響を、上手く自分の作風に昇華させることに成功しています。「虫と歌」では少し取っつきにくかったキャラクター造形も、以降はキュートに洗練され、安定してますし。グッと読みやすくなって、ブレがない。
ページに広がるのは、切り絵のようなソリッドな空と町。
牧歌的日常、淡々とした生活に、ふいに終焉が訪れます。
「電池切れ」
「寿命だろ?」
「知ってるよ」
―――『虫と歌』収録「虫と歌」
終焉すらも淡々と風景に溶けこむように描かれるから、ドキリとする。
騒ぎもせず、喚きもせず、崩壊していく体を受け入れるしかできない〈人〉と〈人でないもの〉。握っていた手のひらも崩れ、指もこぼれ、その瞬間、つなぐことができるのは〈心〉と〈心〉だけ。
「雷だ あつい 白い こわい
見えない 助けて 神さま
すみれ どこだ」
「そばにいる」
―――『虫と歌』収録「ヴァイオライト」
「言葉をなくしてしまう私のこと忘れても
永遠に お兄ちゃんのこと好きよ」
―――『虫と歌』収録「日下兄妹」
「悔しいけど楽しかったんだ
それも兄貴が俺達をちゃんと愛してくれたからかな
生まれてよかった」
―――『虫と歌』収録「虫と歌」
4作漏れなく崩壊を描いているので、唐突にあらわれる残酷な光景に、読者は驚かされます。鎌で切り落とされた腕、崩れ落ちる皮膚、筋肉も骨も剥がされてひっくりかえる右肩――牧歌的でキュートな絵柄だからでしょうか、よけいにコワくみえる!
また、直接的描写は一切ないのに、そこはかとなくエロスを感じるのは何故かしら。
市川春子の裏テーマは、たぶんエログロ。
全然そう見えないのに、そういわざるえない罠。たぶん、そこが市川春子の深み。

気になった方は是非、『虫と歌』一緒に現在発売中のアフタヌーン2010年1月号もお読みください。コミックスに収録されていない新作「パンドラにて」が読めます。
この新作がまた、『虫と歌』とは違う趣の〈人〉と〈人でないもの〉物語で……あと、やっぱエログロ☆ 単行本化されるのは当分先だろうから、今のうちにチェックしておかないとですよ。
まだ足りない!もっと読みたい!というコアな市川春子ファンは、作者サイト「Agar」へどうぞ。ここでしか見れないイラストとショートストーリーが拝めてウハウハですよ。
個人的に、『センコロール』の二次創作漫画に禿萌え! 再構築でショタ化て、サイコーだろうが! なんて素晴らしい「星の恋人」メソッド。市川春子氏と宇木敦哉監督は、同じ四季賞仲間ですもんね〜。
作者は現役グラフィック・デザイナーということで、今後も頻繁に漫画が発表されるわけではないと思いますが、1年に1回、こんな名作と出会えるなら大・満・足。心地良い漫画制作との距離の取り方じゃ〜ないでしょうか。