不便さが快感をよぶアナログなデジタル感「手書きブログ」
ひと月ほど前に手書きブログをはじめました。これが、楽しい楽しい。

昨年11月に開始されたNetサービスで、その名の通り、マウスやペンタブでのみで更新できるWebログです。キーボードが苦手な人に打ってつけのブログ形式ですね。
「手がきブログ」が人気 本文もコメントも手書き「ユーザーは遊びの天才」(ITmedia News)
キーボードが苦手な人のブログといえば、安田大サーカスHIROちゃんの『ひろせ国立公園』が有名。紙に書かれた日記をスキャンして貼り付けるという、ひと手間かかったアナログブログ! Netではなかなかお目にかかれない懐かしさ、温かみのある記述法が人気ですね。添えられた絵や、ありえない誤字がNice。
●マウス書きから、ペンタブ描きに●
手書きブログも、当初はHIROちゃんのような「夏休みの絵日記」タイプが多かったのですが、ユーザーが増えるにつれ、本格的「イラストブログ」の傾向が強くなっていきました。「マウスで簡単お絵かきブログ」というよりは「ペンタブで簡単イラストブログ」に。それほど、お絵かきツールとして魅力的なシステムだったのです。
Net上のお絵かきツールといえば、お絵かきBBSが有名ですね。水彩もレイヤーも自由自在で、個人的レンタルも無料。極めればPainterで描いたような厚みのある絵も作成できる、素晴らしいツールです。
では、現在ユーザー急増中の手書きブログは、お絵かきBBSより優れたペイント機能を所有しているのか!? と問われれば、残念ながらそんなことはゼンゼンありません。
ペイントツールとして超不便、貧相な機能性が、手書きブログの個性なのです。
●手書きブログの特徴●
手書きブログ、通称「手ブロ」の特徴は
・色が16種類しかない
・レイヤーがない
・マスクがない
・バケツがない
・変形(拡大縮小)ができない
・移動(コピペ)ができない
・水彩、エアブラシなどもってのほか
という、今日日のツールとしてはありえない退行っぷり。アナログ全開のデジタルツール。何に似てるかと問われれば、はてなハイクでしょうか。文字の打てないはてなハイクといえば、はてなユーザーにはわかりやすいかな。
前時代的作りをしてる理由は、元がマウスで日記を書くために作られたブログだからです。日記帳に日記を書くのに、レイヤーだのマスクだのは必要ありませんね。そこで本格的CGを書こうとするから、不便さに戸惑ってしまうのです。
●不便な手ブロの魅力とは●
では、何故「手書き日記」として作られたブログサービスが「イラストサイト」として人気を高めているのか。Net上には多機能&無料なペイントツールが多数あるのに、あえて「手書きブログ」を選ぶ理由は?
そう問われれば、アタシは「不便さこそ魅力」と答えざるを得ない。
超便利なシステム、超有能なツールが次々と生み出される昨今において、この退行感は逆に新鮮で、イラスト描きの心に火を付けるのです。限定されたシステムで、どれだけ遊べるか? どこまで描けるか? という、チャレンジ精神。
多機能だと、アタシはついつい「完璧な絵」を描かなければいけないプレッシャーに気圧されちゃうんですが、手ブロなら「空いた時間にラクガキでもしようか」ってぐらいの気軽さで手を出せる。その身近さが嬉しいのです。
ガッツリ絵を描くには大変難易度の高いツールですが、人気ユーザーのページを眺めると「本当に手ブロで描いたの!?」と叫びたくなるような美麗な絵が並んでいます。元々の技術も重要ですが、やはりアナログで描きなれてる人は、手ブロで描くのも上手いんですよね。
レイヤーに拡大縮小、コピペがないと絵を描けない貧弱な現代人のアタシには、これがとっても大変。もはや紙に絵を描くなんて不可能なんだよね〜。PCじゃないと、undoがないと、無理。
手ブロにもundoと白色はあるので、なんとかごまかしごまかし描いてますが。


アタリ・下書きを描いたら清書して、清書の線を避けながら白色で下書きを消していくという……。
さらに色を塗ればまた輪郭が潰れるので、描く順番ははじめによーく考えないといけない。
●コメント欄とタグ●
手ブロは、タグもコメントも手書き。pixivのような文字タグじゃないので、好きなジャンルを探すのがやっかいといえばやっかいだけど、それもまた手ブロの味。タグまとめwikiもあるので、うまく使えばそれほど不便ではありません。
コメント欄も、手ブロ独自の文化が発達していて面白い。上半身の絵に下半身の絵を投稿して続き絵にしたり、コマとして漫画を展開する人もいます。
アタシの手ブロはバッチリ過疎ってるので、独り言コメばっかだどな! みんな、ゆすらの手ブロで試し書きしようZE☆ 未登録でもゲスト投稿できるから。ブログ部分とコメント部分のツールは同一なので、試すにはうってつけだYO☆
●手ブロを楽しんでいる層●
一般のブログと同じく、ユーザーの性別や年齢がわからない手ブロですが、見た感じ若い女の子がほとんどのようです。
思い返せば、定められた空間に限定されたツールでラクガキするのが楽しかったのは、中高生の頃でした。ゴリゴリと気ままにノートにラクガキする快感。描きながら、空いてる空間を何で埋めるか考えるのが楽しいんですよねー。
そんな女子の手ブロは、やはり二次創作絵が主。801な絵、キョン子のような性転換絵も多いです。タグも手書きなので、予め検索よけされた環境なのが腐女子にはよかったのかもしれません。
で、中には当然それらを激しく嫌う子もいるわけで……。自重して、描く前に一字保存し、801絵をTOPに上げないよう工夫をされてるユーザーもいます。過剰な腐女子叩きも、自重しすぎて退会する腐女子もなくなってほしいもの。どちらも、相手を尊重しながら楽しめればいいのですが。
●Net上のお絵かきツール●
手ブロの他にも、お絵かきを楽しめるサービスは続々登場しています。
・お絵かき部
手ブロより多機能なペイントツール。コメントを書くのは億劫だという人のために「グッジョブ!」ボタンがあります。
・TEGAKI E
海外にある手ブロのパクリ……という噂のサイト。手ブロより色数が多く、コメ欄も活発な様子です。ちなみに手ブロには英語版もあるんだZE☆
・noughts
描いた経過をFLASHで見れるペイントツール。これまた使いこなすのが大変そうな、通好みのツールですな。
上記の中で、最も貧弱な機能を有してるのが「手書きブログ」と思われるのですが……それでもやっぱ手ブロが好きだ! 多機能な環境で描きたかったら、PhotoshopやPainterやSAIを立ち上げればいいわけで(アタシはSAIオンリー)、手ブロはそれらと違う絵が描けるから面白いんですよね。
もちろんイラストメインじゃなく、HIROちゃんみたいな手書き日記を書くも良し。ペンタブを持ってないと楽しめないなんてこと、ナイ! 便利すぎる現代だからこそ、あえて退行したアナログブログを味わってみるのも、よござんしょう。
しかしブログが2個あると、どっちかの更新が疎かになる罠……。自分の首を絞めない程度に、ハマり続けたいです。

昨年11月に開始されたNetサービスで、その名の通り、マウスやペンタブでのみで更新できるWebログです。キーボードが苦手な人に打ってつけのブログ形式ですね。
「手がきブログ」が人気 本文もコメントも手書き「ユーザーは遊びの天才」(ITmedia News)
キーボードが苦手な人のブログといえば、安田大サーカスHIROちゃんの『ひろせ国立公園』が有名。紙に書かれた日記をスキャンして貼り付けるという、ひと手間かかったアナログブログ! Netではなかなかお目にかかれない懐かしさ、温かみのある記述法が人気ですね。添えられた絵や、ありえない誤字がNice。
手書きブログも、当初はHIROちゃんのような「夏休みの絵日記」タイプが多かったのですが、ユーザーが増えるにつれ、本格的「イラストブログ」の傾向が強くなっていきました。「マウスで簡単お絵かきブログ」というよりは「ペンタブで簡単イラストブログ」に。それほど、お絵かきツールとして魅力的なシステムだったのです。
Net上のお絵かきツールといえば、お絵かきBBSが有名ですね。水彩もレイヤーも自由自在で、個人的レンタルも無料。極めればPainterで描いたような厚みのある絵も作成できる、素晴らしいツールです。
では、現在ユーザー急増中の手書きブログは、お絵かきBBSより優れたペイント機能を所有しているのか!? と問われれば、残念ながらそんなことはゼンゼンありません。
ペイントツールとして超不便、貧相な機能性が、手書きブログの個性なのです。
手書きブログ、通称「手ブロ」の特徴は
・色が16種類しかない
・レイヤーがない
・マスクがない
・バケツがない
・変形(拡大縮小)ができない
・移動(コピペ)ができない
・水彩、エアブラシなどもってのほか
という、今日日のツールとしてはありえない退行っぷり。アナログ全開のデジタルツール。何に似てるかと問われれば、はてなハイクでしょうか。文字の打てないはてなハイクといえば、はてなユーザーにはわかりやすいかな。
前時代的作りをしてる理由は、元がマウスで日記を書くために作られたブログだからです。日記帳に日記を書くのに、レイヤーだのマスクだのは必要ありませんね。そこで本格的CGを書こうとするから、不便さに戸惑ってしまうのです。
では、何故「手書き日記」として作られたブログサービスが「イラストサイト」として人気を高めているのか。Net上には多機能&無料なペイントツールが多数あるのに、あえて「手書きブログ」を選ぶ理由は?
そう問われれば、アタシは「不便さこそ魅力」と答えざるを得ない。
超便利なシステム、超有能なツールが次々と生み出される昨今において、この退行感は逆に新鮮で、イラスト描きの心に火を付けるのです。限定されたシステムで、どれだけ遊べるか? どこまで描けるか? という、チャレンジ精神。
多機能だと、アタシはついつい「完璧な絵」を描かなければいけないプレッシャーに気圧されちゃうんですが、手ブロなら「空いた時間にラクガキでもしようか」ってぐらいの気軽さで手を出せる。その身近さが嬉しいのです。
ガッツリ絵を描くには大変難易度の高いツールですが、人気ユーザーのページを眺めると「本当に手ブロで描いたの!?」と叫びたくなるような美麗な絵が並んでいます。元々の技術も重要ですが、やはりアナログで描きなれてる人は、手ブロで描くのも上手いんですよね。
レイヤーに拡大縮小、コピペがないと絵を描けない貧弱な現代人のアタシには、これがとっても大変。もはや紙に絵を描くなんて不可能なんだよね〜。PCじゃないと、undoがないと、無理。
手ブロにもundoと白色はあるので、なんとかごまかしごまかし描いてますが。


アタリ・下書きを描いたら清書して、清書の線を避けながら白色で下書きを消していくという……。
さらに色を塗ればまた輪郭が潰れるので、描く順番ははじめによーく考えないといけない。
●コメント欄とタグ●
手ブロは、タグもコメントも手書き。pixivのような文字タグじゃないので、好きなジャンルを探すのがやっかいといえばやっかいだけど、それもまた手ブロの味。タグまとめwikiもあるので、うまく使えばそれほど不便ではありません。
コメント欄も、手ブロ独自の文化が発達していて面白い。上半身の絵に下半身の絵を投稿して続き絵にしたり、コマとして漫画を展開する人もいます。
アタシの手ブロはバッチリ過疎ってるので、独り言コメばっかだどな! みんな、ゆすらの手ブロで試し書きしようZE☆ 未登録でもゲスト投稿できるから。ブログ部分とコメント部分のツールは同一なので、試すにはうってつけだYO☆
一般のブログと同じく、ユーザーの性別や年齢がわからない手ブロですが、見た感じ若い女の子がほとんどのようです。
思い返せば、定められた空間に限定されたツールでラクガキするのが楽しかったのは、中高生の頃でした。ゴリゴリと気ままにノートにラクガキする快感。描きながら、空いてる空間を何で埋めるか考えるのが楽しいんですよねー。
そんな女子の手ブロは、やはり二次創作絵が主。801な絵、キョン子のような性転換絵も多いです。タグも手書きなので、予め検索よけされた環境なのが腐女子にはよかったのかもしれません。
で、中には当然それらを激しく嫌う子もいるわけで……。自重して、描く前に一字保存し、801絵をTOPに上げないよう工夫をされてるユーザーもいます。過剰な腐女子叩きも、自重しすぎて退会する腐女子もなくなってほしいもの。どちらも、相手を尊重しながら楽しめればいいのですが。
手ブロの他にも、お絵かきを楽しめるサービスは続々登場しています。
・お絵かき部
手ブロより多機能なペイントツール。コメントを書くのは億劫だという人のために「グッジョブ!」ボタンがあります。
・TEGAKI E
海外にある手ブロのパクリ……という噂のサイト。手ブロより色数が多く、コメ欄も活発な様子です。ちなみに手ブロには英語版もあるんだZE☆
・noughts
描いた経過をFLASHで見れるペイントツール。これまた使いこなすのが大変そうな、通好みのツールですな。
上記の中で、最も貧弱な機能を有してるのが「手書きブログ」と思われるのですが……それでもやっぱ手ブロが好きだ! 多機能な環境で描きたかったら、PhotoshopやPainterやSAIを立ち上げればいいわけで(アタシはSAIオンリー)、手ブロはそれらと違う絵が描けるから面白いんですよね。
もちろんイラストメインじゃなく、HIROちゃんみたいな手書き日記を書くも良し。ペンタブを持ってないと楽しめないなんてこと、ナイ! 便利すぎる現代だからこそ、あえて退行したアナログブログを味わってみるのも、よござんしょう。
しかしブログが2個あると、どっちかの更新が疎かになる罠……。自分の首を絞めない程度に、ハマり続けたいです。
コメント
この記事へのコメント
ヤサコの襟の紐は、こうすると贈物のリボンみたいですね。開封した後はどうなるんでしょうか。(笑)
イサコの心の鍵を持っているのもヤサコだけですね、色々と意味深ですけど。
イサコの心の鍵を持っているのもヤサコだけですね、色々と意味深ですけど。
ありがとうございます!手ブロ、ハマりすぎてヤバイです。
> akiyamaさん
そうそう、web上の絵日記って感じですね。たしかに最先端だけど田舎っぽいコイルみたい。なるほど!
タケルほめてくれてありがとうございます〜。
> からっぱさん
個人的にはかなりエロいヤサイサヤサを描いたつもりです。その感じが伝わったイイな〜と。リボンを解いたら、イサコの鍵を解いたら、一体どうなっちゃうのかアタシも気になります☆
そうそう、web上の絵日記って感じですね。たしかに最先端だけど田舎っぽいコイルみたい。なるほど!
タケルほめてくれてありがとうございます〜。
> からっぱさん
個人的にはかなりエロいヤサイサヤサを描いたつもりです。その感じが伝わったイイな〜と。リボンを解いたら、イサコの鍵を解いたら、一体どうなっちゃうのかアタシも気になります☆
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web上の絵日記とゆうことなんですか?最先端でアナログをゆく、まるでコイルの世界みたいですね。
しかしイラストを描ける人には憧れます。
ゆすらさんの色づかいがイイ!ナイスタケルっ