磯光雄@SFセミナーのレポ、お待ちしております『電脳コイル』

5/3は御茶ノ水にて行われた『SFセミナー』、行かれましたでしょうか?

ゴールデンウィークは電脳コイル祭り!

ゆすらは距離的に金銭的に都合的に参加できませんでしたが、噂によると、それはそれは貴重な〈電脳コイル裏設定〉を磯監督から聞けたようで。嗚呼、うらやますぃ。

電脳コイル磯光雄@SFセミナー(黒い森の祠)

生磯監督を目撃したコイルチルドレンよ。こぞってレポするんだ!
正直SF話はチンプンカンプンなアタシですが、コイル話ならいくらでも欲しい! 行けなかったチルドレンも求めてるぞーっ。

以下、電脳コイルスレから垂涎モノのレポを抜粋させていただきます。

671 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/03(土) 20:02:07 ID:Glrbo5FR

レポ?行きます
走り書きメモをもとに思い出してるので他の人補完よろ
あと私はSF者じゃないので作品名とか作家名とかぜんぜん覚えてません

セミナーのふいんきは同好の士が集まってるだけあって妙に和やか
面白いところでは皆笑うし、細かい設定の話になると「ざわ。。。ざわ。。。」
みたいになってかなり話しやすかったのではないかと
一般人からみたらキモいだろうとも思ったがw

・コイルはSFなのか?
コイルをSFとして楽しいと言ってくれる人には「そうです、コイルはSFなんです」
と言ってるが、実際のところけっこう微妙
そもそも作品を「SFなのかそうじゃないのか」と語るのが嫌
中学生のころガンダムをやってて、それを「あんなのSFじゃない」
という人がいたが「なんでそういうこと言うのかなぁ」と思ってた

SFは文学のジャンルとしては新参なので権威付けのためにガチガチに
固めていった結果、素人の立ち入りにくいものになってしまった

アニメにもSFオタク意外お断りみたいな作品があるが、コイルはもっと敷居の低い
SFファン意外でもフラッっと立ち寄れるようなアニメにしたかった

黎明期のSFにはそういうものが多くて、金星が地球みたいな環境で金星人がいて…
みたいなものもあったが、今だったらボロクソに叩かれるだろうけど
SFってそういうのでもいいんじゃないか

SFは「サイエンスフィクション」とか「すこしふしぎ」とか「サイエンスファンタジー」とか いろいろ解釈があるが、一番本質に近いのは「サイエンスフェチ」じゃないかと思う
科学大好きな人がハァハァできるものであればSFだと言えるんじゃないか

だいたいサイエンスとフィクションって矛盾してるんじゃないか
科学考証を極めていくとフィクションにならない
攻殻で銃器デザインをやったとき、マズいことに現実の銃器の専門家をつれてきちゃった
デザインした銃を見せると「こんなのありえない」と言われる
未来の銃だからありえないものをデザインしなきゃいけないのにw
現行の銃をそのまま描いて見せたら初めてOKが出たw

つづく


703 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/03(土) 20:22:50 ID:Glrbo5FR

>679
まぁSFセミナーだからな。SFがらみの話が多かった

・メガネの設定とか
本能の赴くままに細かい設定を書いていったら
ものすごい分厚くなってしまった
書いた直後は「よくできた」と思ったが冷静になって読み返してみると
人に見せられる代物じゃないw

リストバンドは補助器具
腕の位置だけじゃなく筋電位から指の動きを読み取って
キーボードの入力精度を上げる

塗料に微細なナノマシンを混ぜてある
スプレーで吹いた後に自己組織化して回路を形成し
電波の受信、発信などの機能を持つ
キンギョの話でダイチが空間の境目を「叩いて」
テクスチャを剥がしていたのはこのナノマシンがあるから
物理的な力でバグを起こせるのは表面に張り付いてる
ナノマシンの回路に影響を及ぼせるから

最初の脚本ではテクスチャ剥がしの後にダイチが
ナノマシンの解説までやってたが、1分ぐらい延々解説してしまったので
消したw

電脳空間はホームドメイン→オンロードドメイン→その他のドメイン、と拡大していった
電脳ペットが屋内専用なのはホームドメインのみのころに開発されたから
1話でデンスケが行方不明になったときサポセンに電話してたが
そこでも最初の脚本ではペットは屋内専用で屋外は保証外だから対応できません
今なら新しいペットが云々という話をしてたがまた1分くらい延々解説になったので消したw


737 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/03(土) 21:02:24 ID:Glrbo5FR

・実際のAR研究について
最近、現実のAR研究者から声をかけられて
いろいろ話すことが多いが正直ちょっと困っている

私はエンターテイナーであって未来予想屋じゃないので
「あくまでフィクションを作ってる立場ですよ」と念押ししてから話してる

そもそも、実際にこれやろうとするといろいろ不具合がでるだろうなぁ
と予想して、その不具合のところに面白い話のネタがあると思って
作ったので、実際にやろうとしてる人と話すのは気まずいw

コイルの企画を考え始めたころはウィンドウズ2000が出るか出ないかのころだったが
そのころはグラボに変なドライバを入れると不具合が結構出て
たとえばマウスを早く動かすと、軌跡にカーソルのカケラみたいなものが残ったりした
そういうのが空間で発生して、集めたら面白いだろうなぁと思った

電脳メガネが存在したら、必ず「正しくない使い方」をする人がでてくる
それはまず子供たちだろう、と
イレギュラーな使い方をすることによって生まれる不具合や失敗に面白さがある

・アニメの表現力
私にとっては現実の人間を描くのも仮想のロボットを描くのも同じ
どちらも「脳内映像を表現する」という意味で同じ

アニメはある意味で実写を超える、とか言うと危ない人扱いされそうだがw
現実の女の子より脳内の理想の女の子のほうが可愛いように
脳内映像は現実の映像を超えるものだ
アニメは一時、現実を完全再現しようという方向に流れたが
実写より優れた脳内映像の再現を目指すべき

あるとき作画していて監督に「それはどんなレンズで撮ってるの?広角?望遠?」
みたいなことを聞かれたが、あえて言うなら「水晶体」
実際はそれに脳内補正がかかった脳内映像だが

さらに、脚本を書く行為も脳内映像をどう表現するか
という意味で私にとっては同じこと、脳の同じところを使ってると思う

コイルで押山くんに
「アニメーターに戻って新しいエフェクト描いてくださいよ」
と言われたが、
「これ(脚本)が僕の新しいエフェクトです」
と答えたw

・これからのSF
最近、SFは全盛期を過ぎたのでは?みたいな感じもあるが
前の話のSF=サイエンスフェチ理論で言えば、SFが盛り上がったころは
「全盛期」ではなく「発情期」w
今は倦怠期だけど、また発情期が来ると思う

・そろそろ時間なので、最後に次回作についてなど…
それは時間がないのでやめときましょうw


以上です
最後の次回作の話は、取りようによっては「企画はあるけどまだ話せない」
ようにも聞こえたな

あとものすごくどうでもいいけど終わって秋葉原まで歩いてる途中で
ホンダのCBR1100XX(おばちゃんが乗ってたバイク)を見た


751 :577 :2008/05/03(土) 21:29:16 ID:HpJ9rLGc

SFセミナー電脳コイル企画・合宿速報

・磯光雄監督、合宿企画に参加!
・20畳弱のタタミ部屋で、30人ほどが監督を囲んで質疑応答
・出る話出るわ裏設定の数々
・最後に徳間書店アニメージュの担当編集者が物販ブースでサイン会を宣言
・ロマンアルバムにサインしてもらいました。家宝にします。


BD版は「出ると思います」

>>748
池田さんのトークは5/6のNHK大阪の企画をマテ


818 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/03(土) 23:52:01 ID:y7iuNqrz

昼の部にいってきた者です。あまりコイルと関係ないですが、つなぎということで

磯監督が過去によく読んでいたSFは星新一、平井和正。海外の作品はあまり読んでいない。
しかし、小学校低学年、中学年の頃、木造だての旧校舎(コイルっぽいと感じました)にある図書室で
棚のはしからじゅんに本を読んでいき、そこで海外の作品にふれたそうです。

カレル・チャペック「山椒魚戦争」、C・S・ルイスの金星にいく話、宮沢賢治作品などSFとしやは
ゆるくても変なものが好きとのこと。

藤子不二雄の影響をしてきされたが、子供時代にすでに国民的な人気があったのでとくに影響などは
考えていない。マンガも流行りはひととおり読んでいる。

磯監督は過去にUNIXをつかって、自分でサーバーを一本たてるなどしたらしい。

磯監督は路地フェチ。コイルは日本土着のSF、日常からはみだした異常をあつかった作品ととらえている。
懐かしい要素は意図していれている。

さいきん読んだ作品は、という質問に、あまり最近の作品は読んでないが、設定がにていると聞き
飛浩隆氏の作品を読んだとのこと。設定よりも文章が秀逸で印象にのこったと言っていた。

これからは人類はどうしても宇宙に進出するだろうから、そのうち民間会社も宇宙事業にのりだす。
そうすると、たぶんバンダイが等身大ザクを作るでしょうね。と、トークのはしばしにサイエンスフェチ
ぶりを表していました。

企画書をかいたときはGOOGLEMAPや.hack、昭和ブームよりも前だったのでパクリじゃありません、ここは
強調しておきますwwといっていた。

電脳コイル 164

仔細にレポってくださった方々へ敬礼。SFはサイエンスフェチの略って解釈も納得!

(追記:上記ふたつのレスは、『ヒゲ抜き隊』ひかいさんが投下されたものでした。
     SFセミナーSFセミナー2


さて、お次は5/6の大阪イベントですよ。
こちらはNHK主催なので、専門的な話は出てこないと思いますが、ゲストに池田綾子さんと、小島幸子さんまでいるんですよ!。フミエぇぇぇ。

アタシは某ツアーで観覧予定です。共に『電脳コイル』を追いかけてきたコイルチルドレンと、歌やトークを堪能してきますね。もちろん、本物のチルドレンの邪魔にならないよう、こっそりと。

レポもする予定なんで、お待ちくださいな〜。

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コメント

この記事へのコメント

サイエンスフェチ&路地フェチな磯光雄さん。話したかったなー。

会ったこともないんですが、あえて言おう! 磯光雄は俺の嫁!

>中学生のころガンダムをやってて、それを「あんなのSFじゃない」 という人がいたが「なんでそういうこと言うのかなぁ」と思ってた

そしてガンヲタはスーパーロボットを「リアルじゃない」と馬鹿にし、エヴァヲタは既製のアニメを「心理描写がない」となじり……自分の好きなものを褒めるために他作品を貶める風習はなんとかならんものでしょうか。

>サイエンスフェチ

まったく! すばらしいな!
なんだこのかゆいところに手が届く言葉は! これははやる! たぶん!
SFの間口がもっと広がるといい、と個人的には思います。

ありがとうございます!やはりコイルの全設定資料集が見たい

> サイエンスフェチ&路地フェチな磯光雄さん。話したかったなー。

アタシがSFネタで話そうとしても、会話にすらなりませんがね。

> zumage1さん

違う! 磯光雄はオヤジの嫁!

> 自分の好きなものを褒めるために他作品を貶める風習

「○○がない」が、常に批評として成立してると思うのは間違いですよね。
敢えて取り入れない手法なんて、基本だもの。

SFの間口広がってほしいに、同感!
アタシのようなおぽんち脳にも優しい、楽しいSFを、もっと!

こんにちは
コイルスレの長文レポ?は私でしたw

「サイエンスフェチ」発言のときは
会場の皆さんも爆笑でしたが、
確かに本質を突いてるなぁと思いました

私もSFには詳しくありませんが科学は大好きなので
とても共感できますね

> ひかいさん

なんと!! ひかいさんでしたか!
報告ありがとうございます。ブログも記事内にリンク貼らせていただきました。
改めてレポ感謝ですよー!

会場爆笑だったんですかw 和やかな熱気だったようで、いいですね〜。
今後も、このようなイベントが行われること、共に期待しときましょうねっ。

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