今年はインスマス面の女の子がヤヴァイ『崖の上のポニョ』
観てきました『崖の上のポニョ』。
「55点」の数字や「アヴァンギャルドな悪夢」という言葉に、黒澤巨匠の『夢』みたいなのかとハラハラしてたんですが、まったくもって痛快な傑作アニメーションでした。悪夢と吉夢は紙一重だけどね。どっぷりハマれれば不条理も快楽だ。

「かわいい!」「きもい!」と、キッパリ反応のわかれるポニョですが、何かに似てるなーと思ったら奈良美智でした。奈良美智の描く、ちょっと怖かったりブサだったりカエルだったりする少女像に惹かれる人なら、ポニョの容姿にも即メロメロなはず。もちろんアタシはとっくにメロメロです。あと、声が死ぬレベルでカワイイ(奈良柚莉愛ちゃんで勝手に奈良つながり)。絵的にも動き的にも声的にも、この魅力を見つけてくる宮崎監督はどう考えても天才です。
今回の絵は、キャラクターにほとんど影がなく、シンプルで力強い線が特徴的です。対して、鮮やかで淡い色彩の、色鉛筆画っぽい背景画。「夢の中のよう」といわれるのも納得の、幻想的で暴力的な映像が脳みそをガンガン刺激してくれますが、中でも「海」の描写は別格です。

この映画の海は背景ではありませんでした。いち登場人物として、縦横無尽の大立ち回りを見せつけてくれる。ヴィヴィッドな輪郭と色彩はまるで浮世絵。動く北斎だよ!

不意打ちだったのはフジモト。
何、このトキメキ……ジブリで感じたことのない胸騒ぎ……まさか、宮崎アニメで腐心が疼くなんて……!! フジモト萌えー! 所ジョージなのに萌えー!(声優・所ジョージといえば、アタシの中では『アルフ』のみ。今回の声はぜんぜん合ってないと思うんだけど……それすらもイイ)
毎度のことながら、「宮崎駿の脳ミソはどーなってんだ」と問わずにいられない怒涛のイマジネーションで、鳥肌と同時に笑いがこみ上げてくるから嬉しくてたまりません。あと50年は映画を作ってほしいよ、パヤオ監督!
『崖の上のポニョ』55点(超映画批評)
宮崎駿のアヴァンギャルドな悪夢(たけくまメモ)
ポニョ2回目(たけくまメモ)
『崖の上のポニョ』 クトゥルー神話(てすかとりぽか)
『図解クトゥルフ神話』 邪神(てすかとりぽか)
↑この形態のポニョも描くからスゴイんだってぇ。
「55点」の数字や「アヴァンギャルドな悪夢」という言葉に、黒澤巨匠の『夢』みたいなのかとハラハラしてたんですが、まったくもって痛快な傑作アニメーションでした。悪夢と吉夢は紙一重だけどね。どっぷりハマれれば不条理も快楽だ。

「かわいい!」「きもい!」と、キッパリ反応のわかれるポニョですが、何かに似てるなーと思ったら奈良美智でした。奈良美智の描く、ちょっと怖かったりブサだったりカエルだったりする少女像に惹かれる人なら、ポニョの容姿にも即メロメロなはず。もちろんアタシはとっくにメロメロです。あと、声が死ぬレベルでカワイイ(奈良柚莉愛ちゃんで勝手に奈良つながり)。絵的にも動き的にも声的にも、この魅力を見つけてくる宮崎監督はどう考えても天才です。
今回の絵は、キャラクターにほとんど影がなく、シンプルで力強い線が特徴的です。対して、鮮やかで淡い色彩の、色鉛筆画っぽい背景画。「夢の中のよう」といわれるのも納得の、幻想的で暴力的な映像が脳みそをガンガン刺激してくれますが、中でも「海」の描写は別格です。

この映画の海は背景ではありませんでした。いち登場人物として、縦横無尽の大立ち回りを見せつけてくれる。ヴィヴィッドな輪郭と色彩はまるで浮世絵。動く北斎だよ!

不意打ちだったのはフジモト。
何、このトキメキ……ジブリで感じたことのない胸騒ぎ……まさか、宮崎アニメで腐心が疼くなんて……!! フジモト萌えー! 所ジョージなのに萌えー!(声優・所ジョージといえば、アタシの中では『アルフ』のみ。今回の声はぜんぜん合ってないと思うんだけど……それすらもイイ)
毎度のことながら、「宮崎駿の脳ミソはどーなってんだ」と問わずにいられない怒涛のイマジネーションで、鳥肌と同時に笑いがこみ上げてくるから嬉しくてたまりません。あと50年は映画を作ってほしいよ、パヤオ監督!
『崖の上のポニョ』55点(超映画批評)
宮崎駿のアヴァンギャルドな悪夢(たけくまメモ)
ポニョ2回目(たけくまメモ)
『崖の上のポニョ』 クトゥルー神話(てすかとりぽか)
『図解クトゥルフ神話』 邪神(てすかとりぽか)
↑この形態のポニョも描くからスゴイんだってぇ。
コメント
この記事へのコメント
車と波
まだ観てない人は千円の日に観にいってもいいかも
「千と千尋」と「ハウル」はワタシにとってハズレでしたが、「ポニョ」はストライクゾーンにズバッと来ました!
映画観たその日のうちにチキンラーメン買って、ハム二切れにゆで卵縦半分切ったやつとネギトッピングして食べました。
「パンダコパンダ」観て、なんでパンダが電車通勤するんだ?とかそんなレベルの難癖つけるひと多いような気がします。
危険運転がどうの、親を名前で呼ぶのはどうよとか、そんな部分にひっかかるようではこの映画は楽しめません。
おおかたの人が違和感を感じる部分はカントクが意図して演出し、
違和感を感じたなら実生活でそんなことするなよと暗に説教してるんだなあと。
アニメみたいな無茶やると社会や他人に迷惑かけるよと。
ポニョの可愛さと冒頭の海洋生物群の執念の作画とか色トレスでなく実線でも水や海をきちんいきいきと表現してるとか
初期の宮崎作品で感じたシビレル感覚が「ポニョ」にはありました。
ラストちかくのポニョが人のかたちを保てなくなっていくシーンとか地味でお約束な展開だけどやっぱいいなあ。
子供の反応がイマイチとかいわれてますが私が観ていた映画館ではそんなことありませんでした。
光通信のとことか笑う箇所ではきちんとリアクションあったし。
とりあえず半魚人ポニョのぬいぐるみは買いだな。
映画観たその日のうちにチキンラーメン買って、ハム二切れにゆで卵縦半分切ったやつとネギトッピングして食べました。
「パンダコパンダ」観て、なんでパンダが電車通勤するんだ?とかそんなレベルの難癖つけるひと多いような気がします。
危険運転がどうの、親を名前で呼ぶのはどうよとか、そんな部分にひっかかるようではこの映画は楽しめません。
おおかたの人が違和感を感じる部分はカントクが意図して演出し、
違和感を感じたなら実生活でそんなことするなよと暗に説教してるんだなあと。
アニメみたいな無茶やると社会や他人に迷惑かけるよと。
ポニョの可愛さと冒頭の海洋生物群の執念の作画とか色トレスでなく実線でも水や海をきちんいきいきと表現してるとか
初期の宮崎作品で感じたシビレル感覚が「ポニョ」にはありました。
ラストちかくのポニョが人のかたちを保てなくなっていくシーンとか地味でお約束な展開だけどやっぱいいなあ。
子供の反応がイマイチとかいわれてますが私が観ていた映画館ではそんなことありませんでした。
光通信のとことか笑う箇所ではきちんとリアクションあったし。
とりあえず半魚人ポニョのぬいぐるみは買いだな。
ありがとうございます!まず瓶詰めのポニョがスゴイって!
> ざんぶろんぞさん
車と波、壮観でしたよね! リサのハンドル捌きは「カリオストロの城」やドーラを彷彿としました。
ジブリの歌はよくできてますよねー。子供向け作品では、ちゃんと子供が口ずさめるようにできている。さすが久石譲というか鈴木Pというか。
> 「めいとこねこバス」のようなスピンアウト作品
それ滅茶苦茶観たい! 作ってくれ〜!!
> てつさん
即席ラーメンなのに美味しそうに見せるジブリマジックw あれ見たらハム乗せて食べたくなりますよねー。
設定の説明がまるでなかったり、子供が母を呼び捨てにしたり、乱暴な運転はいかがなものかというツッコミ、けっこうあるようですねぇ。そこらへんの難癖守ったら、この映画の痛快さが死ぬだけだと思うのですが。
手書きのこだわりも、しっかり見せつけてくれました。「人間」⇔「金魚」の単純で可愛い変形だけじゃなく、カエルのような形態の幼女まで描いちゃうところが、宮崎監督の容赦ないところかと。
映画観たあとだと、半魚人ポニョのぬいぐるみの愛らしいこと愛らしいこと!
車と波、壮観でしたよね! リサのハンドル捌きは「カリオストロの城」やドーラを彷彿としました。
ジブリの歌はよくできてますよねー。子供向け作品では、ちゃんと子供が口ずさめるようにできている。さすが久石譲というか鈴木Pというか。
> 「めいとこねこバス」のようなスピンアウト作品
それ滅茶苦茶観たい! 作ってくれ〜!!
> てつさん
即席ラーメンなのに美味しそうに見せるジブリマジックw あれ見たらハム乗せて食べたくなりますよねー。
設定の説明がまるでなかったり、子供が母を呼び捨てにしたり、乱暴な運転はいかがなものかというツッコミ、けっこうあるようですねぇ。そこらへんの難癖守ったら、この映画の痛快さが死ぬだけだと思うのですが。
手書きのこだわりも、しっかり見せつけてくれました。「人間」⇔「金魚」の単純で可愛い変形だけじゃなく、カエルのような形態の幼女まで描いちゃうところが、宮崎監督の容赦ないところかと。
映画観たあとだと、半魚人ポニョのぬいぐるみの愛らしいこと愛らしいこと!
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
> しばらくは内緒よ
情報ありがとうございます!!
かなりディープな設定だったのですね、リミットちゃん。歌ぐらいしか知りませんでした……。こういうディープな魔法少女(?)モノ、今あったらぜったい視るのに!
ポニョも単純なようで、深読みすればいくらでもできる物語がウマイですよねぇ。
かなりディープな設定だったのですね、リミットちゃん。歌ぐらいしか知りませんでした……。こういうディープな魔法少女(?)モノ、今あったらぜったい視るのに!
ポニョも単純なようで、深読みすればいくらでもできる物語がウマイですよねぇ。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
> まあリアルタイムで見ていました、、、
これまた貴重な映像ありがとうございます!
うわー、こんなアニメがあったなんて。カワイイなぁ。
うわー、こんなアニメがあったなんて。カワイイなぁ。
見に行く前に「脚本はないに等しい」と聞いていたので、逆に劇場で見るタイプの映画だなと思って見に行きました。話を切り離したからなのか、楽しめました。
「宗助に会うために街を沈めた」と聞いて、「ポニョってヤンデレなのか!?」と思っていたら、とても元気な女の子で安心。
(まあ、狂気ってのは言ってみれば「場違い」のことだから、子供が子供らしいというのは当たり前のことですが)
施川ユウキ先生の解釈は斬新過ぎる。つうか、宗助何考えてるかわかんねえー! 事態について最低限の説明は出来ていたと思うから、むしろ、一番のブラックボックスは彼かもしれない。
個人的にリサが素敵。ロリコンが治りそうですBAKAAAAAAAAAA!
腹へった。ラーメンくいたい。
でも当分魚はいいや。
「宗助に会うために街を沈めた」と聞いて、「ポニョってヤンデレなのか!?」と思っていたら、とても元気な女の子で安心。
(まあ、狂気ってのは言ってみれば「場違い」のことだから、子供が子供らしいというのは当たり前のことですが)
施川ユウキ先生の解釈は斬新過ぎる。つうか、宗助何考えてるかわかんねえー! 事態について最低限の説明は出来ていたと思うから、むしろ、一番のブラックボックスは彼かもしれない。
個人的にリサが素敵。ロリコンが治りそうですBAKAAAAAAAAAA!
腹へった。ラーメンくいたい。
でも当分魚はいいや。
こんなのもアリだよなあ
先日のNHKの番組で宮崎カントクは成長したサツキやメイが頭の中にいるとかおしゃってた。
つまり、ポニョや宗助も成長するわけだ。
年頃の宗助、人間の女の子に浮気。
年頃のポニョ、激怒!
電撃でお仕置き、もとい津波で街を沈める!(半魚人モードで)
そんな展開がまっ先に浮かびました。
つまり、ポニョや宗助も成長するわけだ。
年頃の宗助、人間の女の子に浮気。
年頃のポニョ、激怒!
電撃でお仕置き、もとい津波で街を沈める!(半魚人モードで)
そんな展開がまっ先に浮かびました。
さらにありがとうございます!今月もっかい観に行くぞ〜
> zumage1さん
子供ってだいたい「狂気」はらんでますよね。大人から見たら。だから、好きな人に会うために町を沈没させちゃうのも、至極当然。
http://d.hatena.ne.jp/doy/20080801#p1
こちらの「子供同士の愛が暴走し凶器(狂気)と化すのは楳図かずおの『わたしは真悟」を彷彿とさせた。」という感想に、すっごく納得しました。
施川ユウキ先生の感想も読みました。アタシは、冒険をさせてもらえない宗介が、ポニョの魔法が切れたとき、静かにバタ足で舟を進めるシーンが重要だった思います。地味だけど一番「男」を感じるシーンだよぉ。
リサもかっこいいよね! 宗介に「リサリサ」呼ばれてるので姉かと思ったらママで驚いた。ナイスおかん!
> てつさん
アタシも「NHK プロフェッショナル」の宮崎駿特集視ました!
そうそう。『ポニョ』って、ふたりが成長したら『うる星やつら』ですよねw 魔法は使えないけど。そんなポニョも見てみたーい!
子供ってだいたい「狂気」はらんでますよね。大人から見たら。だから、好きな人に会うために町を沈没させちゃうのも、至極当然。
http://d.hatena.ne.jp/doy/20080801#p1
こちらの「子供同士の愛が暴走し凶器(狂気)と化すのは楳図かずおの『わたしは真悟」を彷彿とさせた。」という感想に、すっごく納得しました。
施川ユウキ先生の感想も読みました。アタシは、冒険をさせてもらえない宗介が、ポニョの魔法が切れたとき、静かにバタ足で舟を進めるシーンが重要だった思います。地味だけど一番「男」を感じるシーンだよぉ。
リサもかっこいいよね! 宗介に「リサリサ」呼ばれてるので姉かと思ったらママで驚いた。ナイスおかん!
> てつさん
アタシも「NHK プロフェッショナル」の宮崎駿特集視ました!
そうそう。『ポニョ』って、ふたりが成長したら『うる星やつら』ですよねw 魔法は使えないけど。そんなポニョも見てみたーい!
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
> アニメ「何を求めるか」でだいぶ違うかと思います。
うわわ。これは面白い記事をありがとうございます!
なるほど〜、「飛び降りる」場面だけ見ても作家性が読み取れるのですね。名前にからめた考察も面白いw じっくり読み込みます!
なるほど〜、「飛び降りる」場面だけ見ても作家性が読み取れるのですね。名前にからめた考察も面白いw じっくり読み込みます!
コメントを投稿する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://yusurakinaco.blog92.fc2.com/tb.php/152-53100894
あの「ポ〜ニョポニョポニョ、、、」な洗脳電波は「アンチ宮崎」な人も「トットロ〜ットット〜ロ、、、」と同じで思わず口ずさんでますね、、、なんて恐ろしい、、
これも「めいとこねこバス」のようなスピンアウト作品でジブリの森の集客力を上げるのでしょうねえ、、