第4回 その者、青き制服をまといて…『まとちゃん』
《ジャンプ3連発》を紹介し終え、お次は少女漫画の大作をと思っていたのですが、チョットタイム。
前回『Dr.スランプ』について書いたら、アタシの中に宿る「メガネ属性」にスイッチが入り、新たなメガネっ娘を補給したくてたまらなくなってしまい、気づいたらあてもなくメガネ漫画を求め日本橋の街をさまよっておりました。両手を広げて「キーン」で。
今回は、そのときジャケ買いしてアタっちゃった作品、『まとちゃん』をご紹介です。

高原馬頭子(たかはらまとこ)。
天文マニアの父から「つねにマクロな視点をもってほしい」と馬頭星雲から名前をつけられるが、無類の虫好きでミクロな視点で生きる小学生が主人公の萌え4コマ漫画。
まんま、『あずまんが大王』系統です。
あのエポックメーキング以降、乱発された後続漫画のひとつとしてとらえて、たぶん問題ないはず。
後追いが先駆者を超えることなどまずありえないと知りながら、『あずまんが大王』よりガッツリ心を鷲づかみにされてしまった理由は、ひとえに好みの問題。
「ロリ」「メガネ」「シュール」。その三種の神器と、トロリと崩れそうで崩れない甘く硬質なラインの妙が、アタシのストライクゾーンど真ん中だっただけです。優劣の問題ではありません。萌え漫画にハマるかハマらないかは、己の好き属性に該当する項目が多いか少ないかって問題ですよね? 目指せ、高得点。
内容は、馬頭子と馬頭子を取り巻く友達や虫たちの観察記録。
見た目どおり、温かく微笑ましい日常がつづられるだけの優しい漫画……かと思ったら、全然そうじゃありません。
誰もが子どもの頃に味わった、虫にまつわるイヤ〜な思い出のツボを押しまくり、「萌え」どころか軽くダウナーな気分にさせられること必至。
描写は静かでひたすらマクロ。虫エピソードが淡々と並ぶだけのありふれた日々……かと思ったら、やはり全然そうではなく、とんでもないパンドラの箱を開けたり、ミステリーワールドに行き来したりと、驚きの連続です。
「萌え」なはずなのに優しくない、キャラも読者をもひたすら突き放す漫画。可愛さに騙され、裏切られ、でも何故か心地良く感じる自分がいる。
徹底したシュールさが頼もしい作品なのです。
虫と少女の融合。それは甘くてからく、程よい塩梅であります。
ところで、虫を愛でる姫といえば……

やっぱりやりたい、ナウシカコス。
……すいません、描きたかっただけです。同じ虫好きといえど、馬頭子は虫も人も守ってくれません。戦ってもくれません。どちらかといえば恐怖のドン底へ突き落とし、行ってはいけないアンダーグラウンド(腐海)へ誘う悪魔の案内人。救われません。風にも乗れません。いきなり太るし。
しかし物語の最後に、あの「火の七日間戦争」を持ってくるのは、うまい。やられた。ツボをわきまえているぜ、こん畜生。
誰にでもオススメするわけではありませんが、「ロリ」「メガネ」「シュール」にピンときたら、『まとちゃん』へ。
1巻完結で読みやすく、虫虫虫といってもやわらかい線でグロくはありません。
読めばきっと、彼女のレンズ越しの瞳に広がる、広大で迷宮たる星雲へと吸い込まれることでしょう。それは綿アメのような甘い星ではなく、おびただしい虫の群で形成されているのですが。うーん、蠱惑的。
前回『Dr.スランプ』について書いたら、アタシの中に宿る「メガネ属性」にスイッチが入り、新たなメガネっ娘を補給したくてたまらなくなってしまい、気づいたらあてもなくメガネ漫画を求め日本橋の街をさまよっておりました。両手を広げて「キーン」で。
今回は、そのときジャケ買いしてアタっちゃった作品、『まとちゃん』をご紹介です。

高原馬頭子(たかはらまとこ)。
天文マニアの父から「つねにマクロな視点をもってほしい」と馬頭星雲から名前をつけられるが、無類の虫好きでミクロな視点で生きる小学生が主人公の萌え4コマ漫画。
まんま、『あずまんが大王』系統です。
あのエポックメーキング以降、乱発された後続漫画のひとつとしてとらえて、たぶん問題ないはず。
後追いが先駆者を超えることなどまずありえないと知りながら、『あずまんが大王』よりガッツリ心を鷲づかみにされてしまった理由は、ひとえに好みの問題。
「ロリ」「メガネ」「シュール」。その三種の神器と、トロリと崩れそうで崩れない甘く硬質なラインの妙が、アタシのストライクゾーンど真ん中だっただけです。優劣の問題ではありません。萌え漫画にハマるかハマらないかは、己の好き属性に該当する項目が多いか少ないかって問題ですよね? 目指せ、高得点。
内容は、馬頭子と馬頭子を取り巻く友達や虫たちの観察記録。
見た目どおり、温かく微笑ましい日常がつづられるだけの優しい漫画……かと思ったら、全然そうじゃありません。
誰もが子どもの頃に味わった、虫にまつわるイヤ〜な思い出のツボを押しまくり、「萌え」どころか軽くダウナーな気分にさせられること必至。
描写は静かでひたすらマクロ。虫エピソードが淡々と並ぶだけのありふれた日々……かと思ったら、やはり全然そうではなく、とんでもないパンドラの箱を開けたり、ミステリーワールドに行き来したりと、驚きの連続です。
「萌え」なはずなのに優しくない、キャラも読者をもひたすら突き放す漫画。可愛さに騙され、裏切られ、でも何故か心地良く感じる自分がいる。
徹底したシュールさが頼もしい作品なのです。
虫と少女の融合。それは甘くてからく、程よい塩梅であります。
ところで、虫を愛でる姫といえば……

やっぱりやりたい、ナウシカコス。
……すいません、描きたかっただけです。同じ虫好きといえど、馬頭子は虫も人も守ってくれません。戦ってもくれません。どちらかといえば恐怖のドン底へ突き落とし、行ってはいけないアンダーグラウンド(腐海)へ誘う悪魔の案内人。救われません。風にも乗れません。いきなり太るし。
しかし物語の最後に、あの「火の七日間戦争」を持ってくるのは、うまい。やられた。ツボをわきまえているぜ、こん畜生。
誰にでもオススメするわけではありませんが、「ロリ」「メガネ」「シュール」にピンときたら、『まとちゃん』へ。
1巻完結で読みやすく、虫虫虫といってもやわらかい線でグロくはありません。
読めばきっと、彼女のレンズ越しの瞳に広がる、広大で迷宮たる星雲へと吸い込まれることでしょう。それは綿アメのような甘い星ではなく、おびただしい虫の群で形成されているのですが。うーん、蠱惑的。
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